過払い金請求の消滅時効とは?【時間との勝負です!】

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過払金請求の消滅時効とは何か

 

人に何かをするよう求めることのできる法律上の請求権を債権と言います。
典型的なのは、お金を払うよう要求することです。これだけ聞くと、カツアゲでもしそうな雰囲気ですが、そうではなく、お店でモノを渡して、お金をもらう、このお金をもらう部分のことを言っています。
また、お金を借りると、返す義務がある、というのは当たり前の話ですが、逆に貸した方からすれば、返してもらえる債権を持っている、ことになります。

 

この債権ですが、何も言わず、使わないでいるとなくなってしまいます。この制度を時効、特に権利が消滅する場合には消滅時効、と言います。
消滅時効はあらゆる債権に適用されます。例えば、昔、親に肩タタキ券を渡したことはないでしょうか。場合によっては、その券は既に消滅時効で、もう肩タタキをする必要はないかもしれません。
過払金を返してもらうのも、人に何かを求める法律上の請求権ですので、消滅時効にかかります。

 

消滅時効は、一定期間、何もしないと権利がなくなってしまうものなのですが、問題は、一定期間ってどれだけなんだ?という点にあります。
この期間は、10年間になります。この点については明確です。
そして、この10年は、最後に借金を返し終わってから、10年です。

 

 

ただ、最後に借金を返した時点は、その借金の条件によって、なかなか特定することが困難な場合があります。また、返しても、すぐまたお金を借りた場合、その間の期間が短ければ、途切れていないのだ、と判断されることもあります。
この点は、個別の契約毎に異なりますので、専門家に判断してもらうべきだと思います。

 

また、議論としては細かい、でも返ってくる金額には大きく影響する議論として、過去の過払金を、過去の取引に充当できるのか、という問題があります。
例えば、100万円も余計に利息を支払った後、更に100万円借りた、とします。その場合、過払金をその時点で返してくれていれば、100万円借りる必要もなければ、その利息を支払う必要もなかったはずです。このような主張が認められるか、について、裁判所の判断も分かれており、結論がでるにはもう少し時間がかかりそうです。